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2023/09/07

グリーンランド―地球最後の2日間&テイク・シェルター&ディヴァイ

グリーンランド―地球最後の2日間

あらすじ

突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突。平和な日常は一瞬で吹き飛んだ。各国の大都市が破壊され、更なる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間に迫る中、政府に選ばれた人々の避難が始まり、建築技師の能力を見込まれたジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)と、その妻、アリソン(モリーナ・バッカリン)と息子のネイサン(ロジャー・デイル・フロイド)も避難所を目指して輸送機に駆けつけた。しかし、離陸直前にネイサンの持病により受け入れを拒否され、家族は離れ離れになってしまう。ジョンが必死で妻子を探す中、誘拐されて医療処置を必要としているネイサンの救出に走るアリソン。人々がパニックに陥って無法地帯と化していく状況と闘いながら、生き残る道を探すギャリティ一家は、やがて人間の善と悪を目の当たりにする…(C) 2020 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

グリーンランド―地球最後の2日間・予告編



観想

地球滅亡の日、逃げるか…静かに死を待つか。

選べられたものだけがグリンラッドのシェルターに行ける。
主人公は必ず家族を守るという典型的なバタンになるが、離れ離れになって、再開するまでの展開が半端ない。しかも再開で終わると思ったら、そこからが正念場....。
無理やり感もあるとするが、地球最後の日が近づいたらどうするかについて....他の地球終末映画とは違う観点で考えさせる映画……。
世の中に役経つ仕事をすると生き残る可能性が高くなるかも。でも何より大事なのは元気である事。

グリーンランド―地球最後の2日間・アマゾンプライム


テイク・シェルター

あらすじ

「誰も気づかない、誰も信じない…この恐怖は悪夢か、現実か」――― 世界が震撼した恐るべき心理スリラー!!――― その悪夢はある日突然始まった。田舎町の工事現場で働くカーティス(マイケル・シャノン)は、耳の不自由な娘ハンナと妻サマンサ(ジェシカ・チャステイン)と慎ましくも幸せに暮らしていたが、ある時を境に、たびたび大災害の悪夢に悩まされるようになる。そのあまりに恐ろしいイメージは日ごとにリアルさを増していき、やがてその恐怖に取り憑かれてしまうカーティス。近いうちに必ずや地球規模の天災が発生すると信じてやまない彼は、家の近くに深く穴を掘り、避難用シェルター作りに没頭し始めるが、家族や友人はまったく彼の行動に理解を示さず、むしろ不信感を募らせる一方だった。果たして、カーティスの常軌を逸した言動は、哀れな妄想なのか、それとも……。【amazonprime】

観想

コロナが流行り中、災難映画にハマった事がありますが、「テイク・シェルター」もその一つの映画で、2年ぐらい前に観たので、結末が覚えていない……という事で、早回りで確認……すると……結末は。

 

不眠歴は長いものですが、眠れたとはいえ、カーティスのように悪夢にうなされては眠れない方がマシとも思うようになる映画。

 

彼の夢は予知夢なのか、ただの悪夢なのか。迷った末、彼は夢を信じる事を選ぶが....。

 

かなりゆっくり流れるストーリにすこしイラっとする時もあるが、それはカーティスの悪夢に対する現実という表現かもしれない。

テイク・シェルター・アマゾンプライム


テイク・シェルター(字幕版)

テイク・シェルター(字幕版)

  • マイケル・シャノン
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ディヴァイド

あらすじ

原因不明の爆撃で壊滅状態のニューヨーク。地下シェルターに9人の男女が逃げ込むことに成功する。しかし、中から開けられなくなり、閉じ込められてしまう。食料は少なく、不安と焦燥が9人を追い詰め、互いに不信感と苛立ちを募らせていく。そこへ突然、武装した何者かが侵入してくる。【amazonprime】

ディヴァイド・アマゾンプライム


ディヴァイド(字幕版)

ディヴァイド(字幕版)

  • ローレン・ジャーマン
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観想

何とも言えない。観て見られないシーンも多く、死体の悪臭の対策やら、正体不明の組織の人体実験、暗証番号をめぐる狂気……。

生き残った地下シェルターが地獄になりつつある中、徐々に変わっていく彼らの瞳は演技と思えないほどの狂気を発している....が、善と悪の区別というのも無意味化する……そんな状況でも己を守り、他者のため努めようとする善人は暗くて重いこの映画で唯一の光である。

色んな謎を残したまま終わってしまうが…最後のエヴァの選択も謎…。

地球滅亡の日……「逃げるか…静かに死を待つか」との二択ならば、迷わず「静かに死を待つ」に一票。

防災シェルター

今の世の中。なんと、ふるさと納税の((返礼品として))に防災シェルターが登場して話題を呼んでいます。

ふるさと納税・防災シェルタ

地上、地下の二種類がありますが、映画を観ると地上のシェルターよりは地下、できれば、映画「パラサイト 半地下の家族」のようなシェルターじゃないとあまり意味ないかとは思いますが、地上であれ、地下であれ……防災シェルターを持てれば、防災だけでなく……別荘感覚でも楽しめるのではとも....。

(ちなみに、1億円もする地下型防災シェルター「未来の舟」は神戸の会社員から寄付があったそうです。)

お金があれば、海が見える別荘が欲しいなと思ったのですが、今は防災シェルターもええなと……妄想は勝手でいい😅😅😅

自作防災シェルターの可能??

一軒家だと、「テイク・シェルター」のカーティスのように....休みの日に庭の地下へ地下へ....と自作防災シェルターを作るのもありかもしれない。

一言

今回の映画……いずれも……いつものお空が恐怖に変わりその時....は永遠に来てほしくないと切々と思わさせる映画でした。

2022/05/25

しあわせの絵の具

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス




あらすじ


カナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモードは、買い物中に見かけた家政婦募集の広告を貼り出したエベレットに興味を抱き、彼が暮らす町外れの小屋に押しかける。子どもの頃から重度のリウマチを患っているモード。孤児院育ちで学もないエベレット。そんな2人の同居生活はトラブルの連続だったが、はみ出し者の2人は互いを認め合い、結婚する。そしてある時、魚の行商を営むエベレットの顧客であるサンドラが2人の家を訪れる。モードが部屋の壁に描いたニワトリの絵を見て、モードの絵の才能を見抜いたサンドラは、絵の制作を依頼。やがてモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領から依頼が来るまでになるが……。監督はドラマ「荊の城」を手がけたアシュリング・ウォルシュ。( 映画.com )



カナダの女性画家モード・ルイスの半生を描いた、事実に基づく映画。

強い信念で自分を超えていくモードの逞しい人生は…ちょっとした事ですぐさま挫折を繰り返したり、自分ができる事に最善を尽くすという当たり前の事がなかなかできずの人たちへ「無限大のエール」を与えてくれます。

モード&エベレット


映画はモード&エベレットの出会いから、物語りが大きく動き始めるのですが…不自由な体にも関わらず…自ら家政婦としてやってきたモードに対してのエベレットの言葉には余りの予想外で笑いも出ますん。

俺の家の順番は俺、犬、ニワトリ、とお前、仕切るのも俺。

にもかかわらず、エベレットの家に住めるように必死に頑張るモードの姿には笑いが止まりません。しかし…無念にも…モードはその彼に初めて思わぬ暴力を受ける事になるのですが…モードがその悲しみを耐えながら彼の家で初めて絵の具を出して描く絵が…余りにも明るくて可愛らしくて…むしろ悲しくなります。

あの日から…窓のカラスに咲き始めるチューリップや家中を飛ぶ鳥でモード&エベレットの家は日々カラフルに変わり始めます。

以外にもエベレットは自分の空間以外は絵を描いてもいいと彼女の絵を認めてくれます。もしかすると……これこそ…孤児院育ちのエベレットが彼女の対して…初めてみせた…愛のカタチだったのかもしれません。


終わりに


最悪の組み合わせからベストフレンドに変わっていくモードとエベレット。孤立した二人が出会い、その出会いによる…彼らの人生に灯り始める幸せという明かりに心が和みます。

あなたは真っ白なコットンよ。じゃ、お前はロイヤルブルーだ。それがカナリアの色。

命の輝きがひとつのフレームに
そこにあるの…。

しあわせの絵の具…で彼女が描いた絵は未だに見る人を幸せにしてくれます。


今はアマゾンプライム対象外です…。

2022/05/21

『ロケットマン』

 

あらすじ

エルトン・ジョンが世に知られるようになるまでの波瀾万丈な半生に迫った唯一無二の伝記映画。往年のヒット曲の演奏シーンは見逃せない。小さな町の少年がいかにしてロックンロールのアイコンになっていったのかを描く。©2020 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

歪んだ家庭、孤独な少年

たまにしか家に来ない…心が凍りついたような冷たいパパ、心が穴だらけのママ、静かに彼を見守るしかできないおばあさん…いわば…歪んだ家庭…の孤独な少年を救ってくれたのはピアノでした。
神童と呼ばれた彼が選んだ道とは…。
 朝ドラの『エール』、『ボヘミアン・ラプソディ 』が浮かぶ所も少なくありません。
偶然、持たされた茶色の封筒から始まった絆。彼をずっと支えてくれる作詞家のバー二。彼を再生に導くのも…また茶色の封筒の中に入った歌詞でした。
愛と信じた人からの裏切れ…頂点に立ったこそ襲ってくるだろうの孤独…に付き物のアルコール、薬物、性…。 Queenのフレディと似たような印象が多くありましたが…ジョンは真の友情を貫くことができ、真の愛にも結ばれ、お父さんになって今は子育てに夢中…辛さを乗り越え…幸せな今を得ることができた彼に心が温まります…。
 歌詞も知らず…口ずさむほど馴染んだ歌「Goodbye Yellow Brick Road」
映画を通じて、やっとバーニの心が伝わってきました…。  

Elton John - Goodbye Yellow Brick Road

映画で一番好きなシーンは起きたばかりのジョンがバーニのから渡された「Your Song」の作詞をピアノで弾き始め、それにバー二が気づいて、静かに聴く場面…です。

二人が作り出す…何とも言えない雰囲気に加えて、一つの曲の誕生の場に自分が関わるかのような不思議な体験…が…たまらず…何回観ても飽きません。

『ロケットマン』 - Your Song

Elton John - Your Song

終わりに

誰であれ、始まりは似ている…。彼もそうである。生まれ付きの才能と続く…いわば諦めない才能…。

それに何より大事な事…人との出会いと信頼。

だと、才能に恵まれなくとも…「続けるという才能」と出会う人によって…人生は変わるかもしれません…。

🔷20230907・吹替版と字幕版…アマゾンプライム対象です。

ロケットマン (字幕版)

『グランド・ジャーニー』

 

素晴らしい映画!『グランド・ジャーニー』