母と自分は…ある星から来たという転校生のコズエ…。土星の近くにあるというあの星には年齢がないから死ぬ事もない…が…隕石により…急に変異した生命体が爆増して…希望した生命体は死ぬ事ができるようになった…でも…死ぬ事って…何かが分からない…から…地球に見学に来たのだと。
そのコズエは親が温泉街の旅館を営むサトシのクラスの転校するようになり…コズエの母はサトシの旅館で住み込みで働く事になる。
体の変化に戸惑う小学五年生のサトシは父の不倫にも気付いては父の事を不快と表現している。
…死ぬだけにため僕らは成長させられてる。残酷すぎる。なぜこのままでいられないんだろう…
と大人になりたくないサトシ。
そのサトシとコズエのちょっと不思議な物語…「まく子」
再生?祭り…。祭が終わってから始まる再生儀式?には、かなり違和感があったけど…後半の3人だけで行う再生儀式で…そう…壊さなければ…再生もできないんだ…と悟りました。
コズエとママの見送り…いきなり去っていく人をあんな笑顔のまつり騒ぎでサヨナラできるのかという疑問は別にして…真昼なのに、真っ暗になったお空にスライドのように流れる映像と彼らがまいた落ち葉のように降りてくるつぶつぶの輝きは綺麗でした。
「飛ばないで落ちてくるのはとっても綺麗」だというコズエの言葉と「小さい永遠はずっと心のなかにある」というサトシ。
不思議なストーリーで流れた不思議な時間が…不思議な余韻を残す…映画でした。
◆20220524・アマゾンプライム対象外です。